キッチンお掃除完全マニュアル!場所別お掃除方法を解説

キッチンは、日常生活のなかで調理を行う重要な場所です。
日頃から頻繁に使用するため、こまめにお手入れをしなければどんどん汚れが溜まっていきます。

食品を取り扱うため、衛生面はとくに気をつけなければなりません。
徹底したお掃除を実践して、気持ちよく安心して使用できるキッチンにしましょう。

本記事では、キッチンに必要なお掃除について、場所別に細かく解説します。

目次

キッチンはどこが汚れる?

キッチンはどこが汚れる?

食品や飲み物、油や水といったものを扱うキッチンには、いろいろな汚れが存在しています。
キッチンのなかでもとくに汚れがたまりやすいのが、コンロまわりとシンクの2箇所です。

ここでは、それぞれの場所に汚れが溜まってしまう原因や、お掃除で必要なものについて解説します。

1.コンロまわり

コンロまわりで目立つのは、主に油汚れや焦げつきです。
加熱調理をする際、ほとんどのケースで油を使用します。

油を使用していると、どれだけ気をつけていても油が細かな粒となって周囲に飛び散ってしまいます。

周囲に飛び散った油は、すぐに拭くのであれば水と布で簡単に落とせます。
ですが、ある程度の時間放置してしまうと、頑固な汚れとなってしまい、なかなか落とせなくなってしまいます。

また、油はコンロだけではなく、その周囲にあるものにまで飛び散っている場合もあります。
床や壁、家電などが油で汚れてしまうこともあるので、こまめに掃除しましょう。

コンロ掃除で必要なものは?

コンロ掃除を行う際は、油の特性を踏まえたうえで道具や洗剤を揃える必要があります。

油汚れは酸性ですので、アルカリ性のものを用いることで汚れが分解され、効率よくお掃除できるでしょう。

食品を扱う場所であるため、使用する洗剤には注意が必要です。
そこでおすすめなのが、重曹です。

コンロ掃除では水に重曹を溶いた重曹水を主軸に行うとよいでしょう。
コンロ掃除で使用するものは、以下のとおりです。

  • スポンジ
  • 重曹水のスプレー
  • 食器用洗剤
  • 油汚れ専用の洗剤
  • ヘラ
  • キッチンペーパー

基本的には上記の道具で十分ですが、頑固すぎるために重曹水ではしっかり落とせない油汚れには、食器用洗剤や油汚れ専用の洗剤を用いるとよいでしょう。

2.シンク

シンクはキッチンのなかでもコンロと異なり、水を主に扱う場所です。
頻繁に見られる汚れは水アカです。

また、食材や、食器などを洗った際に出た食べカスや生ゴミに雑菌が繁殖することで、ドロドロとした汚れも溜まってしまいます。
放置していると、深刻な悪臭の発生源になったり、衛生面で問題を抱えてしまったりする恐れがあります。

キッチンは食品を扱う場所であるため、こまめにお掃除を行い、清潔なシンクを維持したいところです。

シンク掃除で必要なものは?

シンク掃除を行う際は、水アカの特性を理解したうえで必要なものを用意します。

水アカは、油汚れと異なりアルカリ性の汚れです。
そのため、酸性の洗剤を用いることで、キレイに洗い落せます。

シンク掃除で使用するものは、以下のとおりです。

  • スポンジ
  • 食器用洗剤
  • クエン酸
  • 塩素系漂白剤

基本的には、日常のなかで食器洗いに使用しているスポンジや食器用洗剤で十分キレイにできます。

キッチンの場所別!お掃除方法

キッチンの場所別お掃除方法

コンロは火、シンクでは水を扱うため、お掃除方法も異なります。
最適な手順を踏まえて、しっかりとキレイにしましょう。

コンロまわりとシンクのお掃除方法を順番に解説します。

1.コンロまわり

コンロまわりのお掃除では、主に油汚れや焦げつきを落としていきます。
なお、ガスコンロ本体をお掃除する際は、分解できる部品を取り外して行います。

コンロの内部は複雑な作りとなっているため、洗剤などが侵入していかないように注意しなければなりません。

ゴトク

ゴトク

ゴトク(五徳)は、ガスコンロにおけるフライパンや鍋などを置いて安定させるための部品です。

汁受け皿があるタイプの場合は、ゴトクと合わせて取り外します。
軽微な油汚れであれば、重曹水を含んだ布やスポンジで拭いてキレイにしましょう。

なかなか落とせない油汚れは、桶やビニールを用意して45~50度程度のお湯と一緒にゴトクや汁受け皿を入れて放置します。
こうすることで油汚れが浮いてくるため、重曹水と布で落としやすくなります。

頑固な焦げつきは、まず、ヘラを使用して可能な限り落とします。
そのあと、油汚れ専用の強力な洗剤を使用します。

専用の洗剤を使用する際は、シンクのなかなど周囲に飛び散らないように気をつけましょう。

天板

天板

天板部分は、重曹水と布を用いてお掃除します。
天板に直接スプレーを吹きかけると、隙間を伝って内部に侵入してしまう恐れがあるため、必ず布のほうに染み込ませて使用しましょう。

ちょっとした油汚れであれば、重曹水と布だけで簡単に落とせます。
頑固な油汚れの場合は、キッチンペーパーを使用します。

キッチンペーパーにぬるま湯を染み込ませて、油汚れがひどい箇所にかぶせておきます。
油汚れが浮いてくるので、重曹水と布でキレイに拭き取りましょう。

グリル

グリルは、コンロまわりのなかでも食品を直接、接触させる部分です。
そのため、洗剤の扱いに関してはとくに気をつけましょう。

基本的には、重曹とお湯を用いてお掃除を行います。
グリル網とグリル皿を取り外してシンクに移動し、お湯を注ぎます。

そして、重曹をふりかけて30分ほど放置します。
そのあと、布などを用いてしっかり拭き取りましょう。

コンロまわりの壁には、飛び散った油や汁が付着しています。
食器用の中性洗剤と布を用いて拭き取りましょう。

そのあと水拭きを行えば、洗剤によるベタつきも残りません。

2.シンク

シンク

シンク掃除では、主に水アカや生ゴミによる汚れを落としていきます。
それぞれの汚れの特性を踏まえて、適切な方法でお掃除していきましょう。

シンクや蛇口

シンクや蛇口には、多くの水アカが残ります。
基本的には、スポンジと中性洗剤を用いることで十分なお掃除が可能です。

水アカはアルカリ性であるため、酸性のものを用いることで効率よくお掃除できます。
頑固な水アカには、クエン酸を使用してみましょう。

水アカを落としたあとは、乾いた布などで残った水分を拭き取りましょう。
水分を残さないことで、菌の繁殖を防止できます。

排水口

排水口

排水口には、食品や食器を洗った際に出てきた生ゴミなどが溜まっています。
これらは、やがて雑菌が繁殖してドロドロとした非常に不衛生な汚れとなってしまいます。

こういった汚れは、中性洗剤を用いてスポンジでこすることで落とせますが、触り難い方もいるでしょう。

ここで活躍するのが、塩素系漂白剤です。
塩素系漂白剤を吹きかけて必要な時間おいておき、のちほど水ですすぐだけで簡単にお掃除できます。

電子レンジや換気扇(レンジフード)のお掃除方法

電子レンジなどの調理器具には、コンロまわりと同様に油汚れや焦げつきといった汚れが溜まります。
コンロまわりをお掃除するときと同じように、重曹水と布を用いて掃除しましょう。

換気扇(レンジフード)のお掃除は、ほかの場所と異なり大々的な作業となります。
メーカーの説明書を確認して正しく部品を分解し、油汚れが付着したファンを油汚れ専用の洗剤とスポンジを用いてキレイに洗い落としましょう。

定期的なキッチンの大掃除は専門業者に依頼しよう

キッチンのお掃除は、定期的に行うことが大切です。
こまめに行っていれば、頑固な汚れにならず簡単に洗い落せます。

ですが、忙しい日常のなかで、定期的なお掃除の実施は難しいかもしれません。
汚れが溜まってから大がかりなお掃除を行っているご家庭もあるでしょう。

しかし、頑固な汚れは完璧に落とすのは決してラクな作業ではありません。

お困りの方は、専門業者への依頼をおすすめします。
プロの技術を用いて徹底したお掃除が実現できるでしょう。

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引用元:東京ガスのハウスクリーニング